ホームヘルプサービスってどんな感じですか?

ホームヘルプサービスってどんな感じですか?

週四日間のホームヘルプサービスで、私たちはなんとか九時から一七時までは父から解放されます。日曜曰くらいは終日父といっしょに過ごすのもよいことかもしれません。一日の父の行動パターンが把握できます。残りの二日間をどうするかが問題です。デイサービスの通所に当てられないものだろうか、問い合わせてみると定員に空きがないとの返事です。とりあえず受付だけすませておいて、しばらく待機です。秋から冬に向かい、ますます父は家の中に閉じこもりがちになってしまいます。そのうえパーキンソン病を発症して以来めっきり歩行能力が落ちてしまったのも気になります。なんとか外の刺激を父に与えたいと思いますが、妙案が浮かびません。焦っていたところ近くの病院で最近デイケアを開設したとの情報を入手しました。

 

 

情報提供してくれたのはわが家に有償ボランティアの派遣を担当している社会福祉協議会の清野さんです夫子さっそく見学に出かけてみました。フロアは手狭で、デイサービスの施設とは大違いで正直がっかりしてしまいました。それでも明日から父を受け入れてくれると、応対に出た主任さんはとても好意的です。私たちの置かれている立場を熱心に聞いてくれたうえに、親身になって考えてくれるのがうれしくて、父をお願いしてみることにしました。送迎には小さなワゴン車を利用しています。家の前の狭い道まで進入が可能です。父は家の中で待機していられるので、特に冬の寒い時期、北風の中を集合場所で車の到着を待たずにすみます。この送迎が楽な点も心が動いた理由です。

 

ところが父はデイケアに出かけたがりません。毎回、送り出すのがひと苦労です。母も在宅介護に入ってすぐデイサービスを利用していました。やはり家の前まで送迎してもらえます。初日こそ不安げでしたが、利用者のなかに知り合いが参加しています。そのせいか、デイサービスの日を心待ちにするようになりました。利用者の割合は圧倒的に女性が多く、男性はどこでも少数派です。これは女性が男性より長生きだからなのでしょう。人数が多いせいか、おばあさんたちは元気がよく、生き生きしているように感じます。おばあさんの元気とは対照的におじいさんはなんだか影が薄いようです。おばあさんは昔から丼戸端会議で「鍛えている」ので、ノリがいいのかもしれません。毎回、父をだますようにしてデイケアに送り出しましたが、その第一関門は朝したくがまにあうように父を起こすことです。早すぎてもいけません。出かけるころになると眠くなってしまいます。